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【2023年】サラリーマンがお勧めする、ふるさと納税の賢い選び方

最近よく聞くふるさと納税。なんとなくお得そうというのは聞いたことが有っても、結局仕組みやお得さが良く分からなくて実際にやっていない人も多いのではないでしょうか?
年収や家族構成にもよりますが、上手に活用するとブランド米のミルキークイーンや大人気のマイクロナノバブルシャワーヘッド、またノートパソコンのVAIOも自己負担額2,000円で手に入ります。そこで今回は、ふるさと納税が初めての人に向けた仕組みと賢い選び方を解説していきます。

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ふるさと納税目次画像

ふるさと納税=節約になる

筆者がふるさと納税について調べているとよくこんな意見を目にします。
ふるさと納税は節税にならない。結局出費になる。
といったものです。語弊をおそれずにいうとこれは事実ではあるのですが「節約」と「節税」
この2つの言葉を同じに捉えている人も居て節税にならないと言う一文で、ふるさと納税を行わない人も居ると思います。しかし上手に活用すれば「節約」にな
のでまずは、この勘違いしやすいポイントを解説していきます。

ふるさと納税の仕組みを簡単解説

まずは総務省のふるさと納税の説明を見てみましょう。

「納税」という言葉がついているふるさと納税。
実際には、都道府県、市区町村への「寄附」です。
一般的に自治体に寄附をした場合には、確定申告を行うことで、その寄附金額の一部が所得税及び住民税から控除されます。ですが、ふるさと納税では原則として自己負担額の2,000円を除いた全額が控除の対象となります。
引用元:総務省 よくわかる!ふるさと納税

ここだけ読んでピンとこない方向けにかみ砕いてザックリ言うと

step1.寄付をすると寄付額の30%くらいの市場価格の返礼品が貰える
step2.寄付した金額から2,000円引いた金額が翌年の税金から控除(還付)
つまり、実質2,000円で返礼品を購入しているようなもの
本当はもう少し複雑なのですが、今はザックリこんなイメージを持っていれば大丈夫です。
後述しますが、控除(還付)を受けるには「確定申告」もしくは「ワンストップ特例申請」を行わないといけないというひと手間があります。
それぞれ、申請を行いそびれるとシンプルに寄付になるのでご注意ください。

ふるさと納税は節税にならないと言われる理由

あくまで筆者の独断と偏見ではありますが、これに関してはふるさと納税自体の仕組みを勘違いしている人への警鐘として発信している人が多くいるように思えます。ふるさと納税の還元方法が税金控除です。なので節税なのでは??と思うかもしれませんが、あくまでふるさと納税なのでしっかりと税金を納めている事にもなります。なんなら控除される金額よりも納税する額の方が多いのです。ここの勘違いを払拭するために、少し強めの言葉だとは思いますがふるさと納税≠節税と発信している人が多いと思います。ちなみに、筆者もここに関しては同意見です。
ただし、だからといってお得な制度ではないのかというとそうでもなく、後述しますが上手く活用すれば節約につながる制度なのでまだふるさと納税をやっていない人は是非この記事を読んで検討してみてください。

税金が減額になるのは寄付した翌年?

結論から言うとYESです。
先述したように、ふるさと納税の還付方法に関しては「確定申告」を行うか「ワンストップ特例申請」を行う必要があります。このどちらで申請するかによって還付方法と控除される税金が違います。

確定申告の場合は、寄付した年の所得税還付と住民税控除
ワンストップ特例申請の場合は、寄付した翌年に支払う住民税控除

このため支払いと返礼品の受取が先行し、還付・控除に関しては翌年になるため手元の現金は減るというのは頭の隅に置いておいてください。
ちなみに、確定申告でもワンストップ特例申請でも返ってくる総額は変わらないのでご安心ください。

控除される限度額が決まっている

ふるさと納税でいくら税金が返って来るかは、「ふるさと納税を行う方本人の給与収入」「ふるさと納税を行う方の家族構成」で決まります。
魅力的な返礼品があっても自身の控除限度額を超えた部分は自己負担になります。
下記、年間上限の目安になるので始める際は是非参考にしてみてください。

ふるさと納税を行う方の家族構成
ふるさと納税を行う本人の給与収入 独身又は共働き 夫婦 共働き+子供1人(高校生) 共働き+子供1人(大学生) 夫婦+子供1人(高校生) 共働き+子供2人(大学生と高校生) 夫婦+子供2人(大学生と高校生)
300万円 28,000円 19,000円 19,000円 15,000円 11,000円 7,000円
325万円 31,000円 23,000円 23,000円 18,000円 14,000円 10,000円 3,000円
350万円 34,000円 26,000円 26,000円 22,000円 18,000円 13,000円 5,000円
375万円 38,000円 29,000円 29,000円 25,000円 21,000円 17,000円 8,000円
400万円 42,000円 33,000円 33,000円 29,000円 25,000円 21,000円 12,000円
425万円 45,000円 37,000円 37,000円 33,000円 29,000円 24,000円 16,000円
450万円 52,000円 41,000円 41,000円 37,000円 33,000円 28,000円 20,000円
475万円 56,000円 45,000円 45,000円 40,000円 36,000円 32,000円 24,000円
500万円 61,000円 49,000円 49,000円 44,000円 40,000円 36,000円 28,000円
525万円 65,000円 56,000円 56,000円 49,000円 44,000円 40,000円 31,000円
550万円 69,000円 60,000円 60,000円 57,000円 48,000円 44,000円 35,000円
575万円 73,000円 64,000円 64,000円 61,000円 56,000円 48,000円 39,000円
600万円 77,000円 69,000円 69,000円 66,000円 60,000円 57,000円 43,000円
625万円 81,000円 73,000円 73,000円 70,000円 64,000円 61,000円 48,000円
650万円 97,000円 77,000円 77,000円 74,000円 68,000円 65,000円 53,000円
675万円 102,000円 81,000円 81,000円 78,000円 73,000円 70,000円 62,000円
700万円 108,000円 86,000円 86,000円 83,000円 78,000円 75,000円 66,000円
725万円 113,000円 104,000円 104,000円 88,000円 82,000円 79,000円 71,000円
750万円 118,000円 109,000円 109,000円 106,000円 87,000円 84,000円 76,000円
775万円 124,000円 114,000円 114,000円 111,000円 105,000円 89,000円 80,000円
800万円 129,000円 120,000円 120,000円 116,000円 110,000円 107,000円 85,000円
825万円 135,000円 125,000円 125,000円 122,000円 116,000円 112,000円 90,000円
850万円 140,000円 131,000円 131,000円 127,000円 121,000円 118,000円 108,000円
875万円 146,000円 137,000円 136,000円 132,000円 126,000円 123,000円 114,000円
900万円 152,000円 143,000円 141,000円 138,000円 132,000円 128,000円 119,000円
925万円 159,000円 150,000円 148,000円 144,000円 138,000円 135,000円 125,000円
950万円 166,000円 157,000円 154,000円 150,000円 144,000円 141,000円 131,000円
975万円 173,000円 164,000円 160,000円 157,000円 151,000円 147,000円 138,000円
1,000万円 180,000円 171,000円 166,000円 163,000円 157,000円 153,000円 144,000円
1,100万円 218,000円 202,000円 194,000円 191,000円 185,000円 181,000円 172,000円
1,200万円 247,000円 247,000円 232,000円 229,000円 229,000円 219,000円 206,000円
1,300万円 326,000円 326,000円 261,000円 258,000円 261,000円 248,000円 248,000円
1,400万円 360,000円 360,000円 343,000円 339,000円 343,000円 277,000円 277,000円
1,500万円 395,000円 395,000円 377,000円 373,000円 377,000円 361,000円 361,000円
1,600万円 429,000円 429,000円 412,000円 408,000円 412,000円 396,000円 396,000円
1,700万円 463,000円 463,000円 446,000円 442,000円 446,000円 430,000円 430,000円
1,800万円 498,000円 498,000円 481,000円 477,000円 481,000円 465,000円 465,000円
1,900万円 533,000円 533,000円 516,000円 512,000円 516,000円 500,000円 500,000円
2,000万円 569,000円 569,000円 552,000円 548,000円 552,000円 536,000円 536,000円
2,100万円 604,000円 604,000円 587,000円 583,000円 587,000円 571,000円 571,000円
2,200万円 640,000円 640,000円 623,000円 619,000円 623,000円 607,000円 607,000円
2,300万円 773,000円 773,000円 754,000円 749,000円 754,000円 642,000円 642,000円
2,400万円 814,000円 814,000円 795,000円 790,000円 795,000円 776,000円 776,000円
2,500万円 855,000円 855,000円 835,000円 830,000円 835,000円 817,000円 817,000円

 

 

引用元:総務省 ふるさと納税ポータルサイト

ふるさと納税説明画像

ワンストップ特例制度を活用しよう

さて、筆者の思うふるさと納税のめんどくさいポイント第一位が控除申請です。
しかし、以下の条件が当てはまれば使えるワンストップ特例制度を活用すれば、非常に簡単に控除を受けるのが可能です。

1.確定申告をする必要が無い人
AND
2.寄付先の自治体数がが5団体以内
上記が条件となっています。
ワンストップ特例制度申請は寄付を行った翌年の1月10日までに「ワンストップ特例制度申請書」と「マイナンバーカードのコピー」を寄付先の自治体に送付するだけで控除が受けられる制度で非常にお手軽です。

確定申告の方が有利な場合

もちろん、確定申告をした方が有利な場合・しなければいけない場合もあります。
した方が有利な場合はふるさと納税だけでなく、医療費控除や住宅ローン控除などを利用している人は勿論確定申告をした方が有利になります。
また、年収2,000万円以上や副業収入や雑所得が20万円以上ある等そもそも確定申告が必要な場合は、ふるさと納税の控除も確定申告時に行いましょう。
簡単にまとめると

■現在確定申告してない人⇒寄付先を5つ以内に抑えてワンストップ特例制度申請
■現在確定申告している人⇒引続き確定申告で控除申請
シンプルにこの認識で良いと思います。
また、あくまで税金の控除での節約の為、非課税世帯等、控除する税金が無い場合はふるさと納税を行う金銭的なメリットはないのでご注意ください。
ワンストップ特例制度説明画像

おすすめ商品は「必ず買う物」

ここからは、実際に返礼品にどういったものがあるか紹介していきます。
寄付先の自治体によって様々な種類の返礼品があり全部は紹介しきれないのでまずは筆者の考えで大きく3つのジャンルに絞って紹介しようと思います。

お米やティッシュペーパーなど必ず買う物

筆者が一番おすすめのジャンルとしては、お米・ティッシュペーパー・トイレットペーパー等生活していく中で必ず買う物が返礼品としてある自治体に寄付をし、支出を抑えるのがおすすめの活用方法です。

ふるさと納税返礼品一例(必ず買う物編)
■茨城県産ミルキークイーン12kg 寄付金額10,000円
■ボックスティッシュ60箱 寄付金額10,000円
■トイレットペーパー96ロール 寄付金額10,000円
上記は1例ではありますが、日々消費する者なのでこれらが2,000円の負担で手に入るならかなりの節約になると思います。
ちなみに、ふるさと納税では前述しているように寄付先が5自治体以内ならワンストップ特例申請制度を活用するためお米12kg、ボックスティッシュ60箱、トイレットペーパー96ロールを全て併せて2,000円の負担金で貰える人も多いのではないでしょうか??

普段なかなか買わない高級食材でプチ贅沢

ふるさと納税のコンセプトでもある地元(寄付先)の名産品が貰えるという事で、実は精肉・海産物・果物なども人気が高い商品となっています。結局2,000円は自己負担が出る上に節税効果はないため、節約になるというよりも「2,000円でできるプチ贅沢」くらいに考えておきましょう。

ふるさと納税返礼品一例(プチ贅沢編)
■福岡県産あまおう 280g×4パック 寄付金額10,000円
■鹿児島県産黒毛和牛赤身600g 寄付金額10,000円
■オホーツク産ほたて1kg 寄付金額14,000円
いかがでしょう。
筆者はなかなか普段から買わないが見かけたら食べたいなと思うものばかりです。
これらが2,000円で手に入るならお得だなと思ってしまいます。

興味はあるけど中々買わない物

返礼品を調べてみると、「え?こんなのあるの??」と思う物も多くあり
その中には「雑誌で見て気になってたけど買うまで至ってない」というものもあることがあります。筆者の独断(今欲しい物)ではありますが、こんな返礼品もあります。

ふるさと納税返礼品一例(筆者が今欲しい物編)
マイクロナノバブルシャワーヘッド 寄付金額30,000円
シャワーヘッド流行ってますよね。でも、いざ買おうと思うとシャワーヘッドに10,000円以上となるとつい躊躇してしまいます。
でも、それでも2,000円の自己負担金で貰えるのであれば欲しいと思ってしまいます。

皆さんも欲しい物があるときは、一回ふるさと納税の返礼品を調べてみるのも面白いと思います。

高額商品もある(寄付金額も高額)

返礼品の中にはノートパソコンや一眼レフカメラといった高額な家電製品もあります。
もちろん、寄付金額も高額であり2,000円の負担金のみで手に入れるためには、それなりの年収も必要になります(筆者には無理)が願いを込める気持ちで高額商品も紹介します。

ふるさと納税返礼品一例(高額商品編)
ノートパソコン VAIO 寄付金額700,000円
キヤノン ミラーレス一眼レフ 寄付金額1,760,000円
非常に高額ではありますが色々な返礼品がありネットショッピングで楽しめるという事をお伝えしたくて紹介してみました。
ふるさと納税お得な商品

ふるさと納税の始め方

ここまでふるさと納税について解説してきましたが、では実際にふるさと納税を始めたい方へのおすすめサイトを紹介していきます。
CMなどでも見かけたことがあるとは思いますがふるさと納税用のポータルサイトを各企業が作っており、イメージとしてはネットショッピングをする感覚で寄付が可能です。
また、ワンストップ特例申請についてもオンラインで完結できるところもあるため、色々と参考にしてみてください。

ふるさと納税ポータルサイト

以上、参考になればうれしいです。
姉妹サイトではスマホのお得情報も発信しているのでこちらも是非参考にしてください。