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【大雑把解説】円安・利上げ・インフレの関係性

FX 円とドルを比較する画像

皆さん、良くニュース等で【円安】【利上げ】【インフレ】をよく聞くと思います。
ただ、おそらく皆さん同じ気持ちをいだいていると思います。それは・・・

「何となく不景気なのは分かるけどニュースの意味は分からない!!」

それもそのはず。
ニュースとか経済評論家の解説って専門用語ばっかりで意味わからないですもんね。
そこで、今回はニュースが分かるように、今の経済状況をなんとな~く解説します!!
鬼ほどシンプルにいくので、厳密に言えば違う部分もありますが、なんとな~く、「そんな感じなのね」
がつかめればOK

最終的には、経済ニュースっておもろくね?エンタメ一個増えたわくらいの感じに思えてもらえると嬉しいです。

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そもそも【円安】ってなに??

一般的に円安と言う場合はアメリカのドルと比べて円の価値が高いかどうかという話になります。
皆さん、ざっくり1ドル=100円??みたいな印象ないですか??
国も企業もざっくりそんな感じで基準を持っていてそれより高いか安いかで判断しています。
ちなみに2022年9月20日時点では1ドル=143円となっていて、これは円安と言われています。

円安・円高という言葉について

ここで筆者がむか~~~しから思っている「円安と円高って言葉逆じゃね?」について解説します。

1ドル=100円←基準
1ドル=90円←円高
1ドル=140円←円安

うん・・・90円が高くて、140円が安いの??
これ、理由を知るまで毎回混乱してました。
実はこれ・・・なんと、「アメリカからの目線」なんです。
皆さん、今からマイクさん(アメリカ在住)の気持ちになって、円=チョコレートとでも思ってください。
そうすると・・・

■基準値⇒1ドルでチョコレート100個買える
■円高時⇒1ドルでチョコレート90個買える
■円安時⇒1ドルでチョコレート140個買える

同じ1ドルでも90個買えるチョコより140個買えるチョコの方が「安い」ですよね。
なので、円安と呼ばれるのです。

なんで円安とか円高とか変わるの??

これに関しても(そもそも経済全体にいえる事ですが)1つの要因では決まらないので一概には言えませんが
シンプルに言えば「需要と供給」=「通貨の人気」で決まります。
メルカリでドルと円という名前のチョコレートを売っていると思えばいいでしょう。
ドルと円がそれぞれメルカリで売られています。

■ドル⇒とっても美味しいブランドチョコレート
■円⇒スーパーで売られているチョコレート

ちょっと上手い例えかは自信が無いところですが、どちらが高値で売れそうか何となく分かりますよね?
では、同じチョコでも

■ドル⇒とっても美味しいブランドチョコレート(賞味期限切れで粉々)
■円⇒スーパーで売られているチョコレート(大手メーカーの限定商品)

ちょっと極端な例ではありますが、価格が変動しそうなのは分かってもらえたと思います。
つまり、通貨も人気によって価値が変わるのです!!

なんで今は円安なの??

これに関しても、原因は1つではありません。
しかし、間違いなく大きな原因の1つはアメリカの利上げがあります。
これも1つの例ですが、皆さんがどこかの銀行にお金を預けるとします。
その時に

■アメリカ銀行は毎年3.5%利息をくれます。
■日本銀行は毎年0.1%利息をくれます。
どちらの銀行が人気が出る=価値が高くなるかは何となく予想できますよね??
アメリカでは直接銀行預金の利息を上げているわけでは無いですが、イメージとして上記の考えくらいで
大丈夫です。

どうしてアメリカは【利上げ】しているの??

そもそもどうしてアメリカは利上げをしているのでしょうか?
手法は様々ありますが、政府(厳密に言えば違いますが、ここではあえて政府と表現)はこの利息をコントロールすることにより景気をコントロールしているのです。

利上げをすると景気が悪くなる

何度も言うように経済は1つの要因で決まることはないですし、世界情勢も影響します。
なので、利上げ=景気が悪くなるは100%では無いですし、語弊があるかもしれません。
更に、狙って自国の景気を悪くしたい政府は居ないので今回はしかたなく
利上げによる景気悪化を通じてインフレの抑制を狙っているというのが大方の見方です。

なぜ、利上げをすると景気が悪化する??

一言に景気といっても様々な指標もあり、立場によって感じ方は人それぞれです。
そもそも景気って何?というとまた話が長くなるので、ここでまたチョコレートに登場してもらいましょう。

皆さんが大量にチョコレートを買う必要があるとします。
しかし、大量に買うのには手元のお金がありません。そこで銀行からお金を借りる事にします。

■銀行から100億円借りる時に金利が3.5%で1年後には3億5,000万円多く返さないといけない。

■去年までは銀行から100億円借りる時に金利が0.1%で1年後には1,000万円多く返せばよかった。

そもそも100億円借りるのに躊躇するという感想はさておき、この状況だとお金借りるのをやめる人も出てきそうですよね。
つまり、結果的にお金の巡りが悪くなり景気が悪くなる
ということです。

次の章では、なんで景気が悪化するようなことをするのか見ていきます。

インフレってよく聞くけど何??

皆さん、インフレと聞いたときにどういう印象を持ちますか??

1.物価が上がるんでしょ?嫌だ
2.ニュースで良く聞くけど分からないから嫌だ
3.難しそうで嫌だ

日本は長い間インフレとはかけ離れていいるためか、正確に捉えている人は少ないと思います。
そもそも知らなくても生きていきますしね。。。
でも、ニュースを1つのコンテンツとして楽しく聞いてキャバクラでドヤるために少し難しいですが
しっかりと覚えましょう。

よくある勘違いで
インフレ=物価が上がる
という説明がありますが、これだけだと説明不足です。
かみ砕いていうと
インフレ=通貨の総量が増える
と言った方が正確です。
※これでも経済専門家からしたら、ちげーよ。ってツッコミ入ると思いますが・・・

■物価だけが上がる=悪いインフレ
■通貨の総量が増える=良いインフレ
まずは上記の2パターンだけでも頭の片隅に置いておきましょう。

悪いインフレと良いインフレ

完全に主観ではありますが、今のアメリカは(日本も)悪いインフレだと思っています。
つまり、物価だけが値あがっている状況です。
ここでも、チョコレートで例えましょう。

■悪いインフレ例
毎月の給料が20万円だとしてチョコレートが100円だったのが
現在は、給料は20万円据え置きで、チョコレートの値段が120円に上がりました。
理由は、チョコレートを運ぶガソリン代が高いからです。

・・・シンプルに嫌ですよね??

逆に良いインフレというのは

■良いインフレ例
毎月の給料が20万円だとしてチョコレートが100円だったのが
現在は、給料が24万円に増えてチョコレートの値段が120円に上がりました。
理由は、日本中の会社が儲かって全国民の給料が上がったからです。
※それに伴いチョコレートも強気の値上げ
どうでしょう。
個人の究極の理想としては、給料上がって、チョコレートの値段据え置きが良いとは思いますが
悪いインフレよりは幾分ましでしょう。
そして、インフレに関して言えば、そもそも論として、「流通する通貨は増え続ける」が前提となっています。
へ??
とおもいますが、
モノポリーで遊んだことがある人は思い出してみてください。4人で遊んだ場合、
始めた時の手元資金の合計ゴールした時の4人の手元のお金と物件価格の合計を比較するとお金の総量増えてませんか??これが実世界でも実現させるのが理想とされています。
※子供のころはモノポリーの銀行って街にある緑色の銀行と思っていましたが、あれ実は通貨発行権のある中央銀行だったんですね。

※あくまで現在の資本主義での考え方のため、別の思想の人はあくまで、資本主義の考えと思ってください。

アメリカはなんで景気悪化する事をしているの?

大筋の話に戻ります。
勘の良い人ならここまで読んで察していると思いますが
アメリカ⇒悪いインフレ(給与より物価が上がってしまっている)
状況なのです。
そこで、利上げを行う事により、インフレ(物価高)を抑制しようとしているのです。
ざっくりいうと

1.利息が上がる
2.アカーン高くてチョコ買えない
3.え?ってか、みんな買えないよね?
4.チョコの売れ行きが悪い=人気が無い
5.人気が無い=安くなる
6.ほらー、物価下がった。

を狙っているわけです。
そして、利上げをすることにより円安になって言ってるわけです。

まとめ

■円安・円高はドルと円の人気で決まる
■利上げをすると、物価が安くなるから物価高で困っているアメリカは利上げしまくり
■アメリカの利上げでドルの方が人気が出て円安

という、感じになっています。
経済界の複雑な内容をぶった切ってのシンプル解説ですが、これをきっかけに1人でも多くの人が経済ニュースを面白く見られるように願ってます。